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乳がん、卵巣がんになっちゃいました。いろいろ思うことを書き綴ります


by y-maki1107
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更年期障害における漢方治療について

ホルモン療法で副作用が強い方もいるようで、その副作用対策に、漢方が役に立ちそうなので

じゃーん

まきちゃんの漢方講座  その1


漢方のお薬を決めるやり方は、見た目、自覚症状と、全身の所見に基づき選択されます。

基本的に、年齢、性別、性格、胃腸の強弱を考慮して考えます。

同じ病気でも、患者の症状で用いる漢方薬を変えることがよくあります。


更年期障害のとき、使用される漢方は数種類。

使い分けは、その人の体格や体質(漢方の用語とは異なりますが、ここでは一般的な言葉で)で行います。

同じ症状でも、黒木瞳さんのような人と、ジャガー横田さんのような人では使う薬が違うってこと。

一番に使われるのは加味逍遥散

これは、更年期の症状の中でも、精神的なことの症状が多いような人には第一選択。
落ち着くお薬です。
適する体格の方は、体質体格が普通からどちらかというと華奢な人。
普通から黒木瞳さんよりということでしょうかね。

次のような症状がある人に使うとよいようです。

ホットフラッシュ、動悸、異常発汗、めまい

神経症傾向、不定愁訴(心気症)、抑うつ気分、不安焦燥、易怒性、不眠(熟眠障害、中途覚醒)

肩こり、便秘傾向

です。

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漢方は体質にあっていると、そのお薬がおいしく飲めることが多いです。
せんじ薬が一番いいですけど、超面倒くさいので、エキス剤を病院ではもらうことが多いですね。
一番いいのはお白湯に溶かして飲む方法。

私は患者さんには、自分の好きな方法で飲んでもらってます。

私も実際、食後に(漢方は基本的に食前に飲むらしい)普通の薬と一緒に飲んでいます。

次へ続く
by y-maki1107 | 2007-02-24 01:24